一日に必要な睡眠時間は、人それぞれです。4時間で充分の人もいれば、9時間必要な人もいます。しっかり熟睡できて、目覚めもスッキリしているのなら、6時間未満でも睡眠時間は十分という人のことを、短時間睡眠者といいます。
歴史上で、短時間睡眠者で有名な人物といえば、ナポレオン皇帝です。ナポレオンの平均的な睡眠時間は、3時間程度という記録が残されています。他にも、発明王と知られるエジソンも、短時間睡眠者であったようです。また、マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツは、数日間、眠ることなくプロミングを行い、あのウィンドウズを作り上げたそうです。
現代でも、短時間睡眠者は存在しています。中には、3時間で充分という人もいますし、1時間程度の睡眠でも平気という、驚くべき例も報告されています。短時間睡眠者は、寝つきがとても早く、眠りが深く長いというわけではありません。しかし、夜中に目が覚めることがほとんどなく、睡眠を全体的にみると、ノンレム睡眠が閉める割合が非常に多いのが特徴です。つまり、このような人は、効率的で無駄のない眠り方をしているのです。
短時間睡眠者に特徴的なのが、目覚まし時計がなくても、パッと目覚めることができることです。そして、昼間に眠気がくることは、ほとんどありません。また、普段より1時間早く寝たら、翌日は、普段より1時間早く目覚めるようです。このように、一定して自分の睡眠時間が決まっていることも、短時間睡眠者の特徴です。
短時間睡眠者の性格としては、明るくて元気で才能があり、周囲の人とうまくやっていけるコミュニケーション能力の高い人が多いようです。仕事においても、趣味においても、あらゆることに興味があり、やりたいことがたくさんある人に、短時間睡眠者が多いようです。
短時間睡眠になる原因ですが、遺伝的な影響や、生まれ育った環境が、大きな原因であると考えられます。若い時から、短時間睡眠の人は、一生短時間睡眠をずっと続けることになる場合が多いようです。
安全性が向上してきているとはいえ睡眠薬を服用する際には、いくつかの注意したほうがよいでしょう。糖尿病や高血圧などの薬を複数服用している場合には特に注意が必要となります。糖尿病や高血圧の病気で処方される薬の中には睡眠薬と一緒に服用してしまうと、睡眠薬の分解を遅らせる作用をもつものもあるからです。このため薬の作用がつよく出てしまうことがあります。他に薬を服用している場合にはそのことを医師や薬剤師にきちんと伝えて相談したほうが良いでしょう。
また食品で気を付けなければならないものもあります。コーヒーや紅茶、緑茶、チョコレートなどのカフェインが含まれている食品の場合は注意したほうがよいでしょう。実はカフェインには覚醒作用や利尿作用があります。そのため飲む時間や量には十分に気をつけたほうがよいでしょう。また、アルコールと一緒に飲んでしまうとそれぞれの作用が効きすぎてしまう恐れがあります。ほかにも妊娠している方、妊娠している可能性のある方、そして授乳中の方は睡眠薬を飲んではいけません。
それは睡眠薬は、赤ちゃんに悪影響を与える可能性があるからです。妊娠中に睡眠薬を常用していた母親から生まれた赤ちゃんの場合は、睡眠薬の中毒をもって生まれてくる可能性もあります。最近の日本では5人に1人が睡眠障害で悩んでいるといわれています。現在いろいろな場面でストレスを感じることが多くなってきていることも背景にあげられます。職場や近所付き合い、学校などの場所で人間関係などがストレスが原因となり、睡眠障害になってしまう人が増えてきています。これらのストレスを改善するのが大切となりますが、睡眠障害の薬をうまく利用しながら改善していったほうが良いでしょう。

