日本では、5人に1人の人が、睡眠障害に悩んでいると言われています。職場、近所付き合い、親戚との人間関係など、様々な場面でストレスを感じ、それによって、不眠(睡眠障害)になってしまうという人も多いようです。また、経済の発展により、昼も夜も働かなければならないなど、現代では、睡眠のリズムが乱れる原因が実にたくさんあります。
不眠の治療の方法としては、睡眠薬を使う方法があります。日本では、医師の処方箋がないと、睡眠薬を手に入れることはできません。不眠で悩んでいる人の中には、うつ病など、他の病気が原因で、不眠が起きているという人もいます。ですから、医師の診察を受ける必要があります。不眠の症状や、原因がわかっているのであれば、それを医師に伝えると、適切な睡眠薬を処方してもらえるでしょう。
睡眠薬は、今から30年以上前のものは、徐々に薬の効き目が落ちる、あるいは、薬を飲むことを止められなくなるなど、強い副作用が問題になっていました。そのため、「睡眠薬」と聞くと、今でも、怖くて手が出しにくい薬だと、誤解して捉えている人が少なくないようです。
しかし、副作用が少なく安全な睡眠薬が、1960年代以降、開発されています。そして、現在、睡眠障害の治療で使用されている薬は、新しくて安全な薬ですから、しっかりと医師の指導を受けて服用すれば、ほとんど心配する必要はありません。また、最近では、朝、すっきりと目覚めることができるという、新しい睡眠薬も開発されています。不眠に悩んでいる人は、ためらわずに、医師に相談されることをおすすめします。
安全性が向上してきているとはいえ睡眠薬を服用する際には、いくつかの注意したほうがよいでしょう。糖尿病や高血圧などの薬を複数服用している場合には特に注意が必要となります。糖尿病や高血圧の病気で処方される薬の中には睡眠薬と一緒に服用してしまうと、睡眠薬の分解を遅らせる作用をもつものもあるからです。このため薬の作用がつよく出てしまうことがあります。他に薬を服用している場合にはそのことを医師や薬剤師にきちんと伝えて相談したほうが良いでしょう。
また食品で気を付けなければならないものもあります。コーヒーや紅茶、緑茶、チョコレートなどのカフェインが含まれている食品の場合は注意したほうがよいでしょう。実はカフェインには覚醒作用や利尿作用があります。そのため飲む時間や量には十分に気をつけたほうがよいでしょう。また、アルコールと一緒に飲んでしまうとそれぞれの作用が効きすぎてしまう恐れがあります。ほかにも妊娠している方、妊娠している可能性のある方、そして授乳中の方は睡眠薬を飲んではいけません。
それは睡眠薬は、赤ちゃんに悪影響を与える可能性があるからです。妊娠中に睡眠薬を常用していた母親から生まれた赤ちゃんの場合は、睡眠薬の中毒をもって生まれてくる可能性もあります。最近の日本では5人に1人が睡眠障害で悩んでいるといわれています。現在いろいろな場面でストレスを感じることが多くなってきていることも背景にあげられます。職場や近所付き合い、学校などの場所で人間関係などがストレスが原因となり、睡眠障害になってしまう人が増えてきています。これらのストレスを改善するのが大切となりますが、睡眠障害の薬をうまく利用しながら改善していったほうが良いでしょう。

