睡眠障害の原因と治療

睡眠障害の症状、原因、治療、チェック方法など単なる不眠と片付けがちな睡眠障害について、様々な角度から徹底解説。
2,000人以上が不眠症を克服!話題の不眠症克服法
 不眠症に関する書籍の著者でもある浜松医科大学名誉教授で精神医学博士の高田明和が学会で発表・実践し、2,000人以上の治療を行ってきた不眠症克服方法。不眠症で眠れない夜を過ごしている方へ深い眠りにつける方法を解説しています。

夜は、早く眠らないとと思ってはいても、お風呂にも入らないといけないし、リビングでゆっくりとテレビも見たいし、友達や恋人とも電話したいしと、考えているうちに、どんどん過ぎていってしまいます。そして、ベッドに入っても、いろいろなことをあまり考え過ぎると、なかなか寝つけないということもあります。

快適に眠るには、心も体もリラックスしている必要があります。そこで、快適にグッスリ眠ることができるグッズを、少しご紹介します。

まずは、心地よい香りが眠りを誘う、アロマテラピーです。 ポプリは、器などに入れて枕元に置きましょう。 小さな袋にポプリを入れて、枕カバーの中などに入れておくのも良いでしょう。お香やアロマキャンドルは、好みのお香をアロマポットに入れて、自分だけのリラックスできる空間を楽しむことができます。 お風呂でも、好きな香りの石鹸や、入浴剤を使うことで、リラックスできると思います。足湯をすることもリラックスのために良いでしょう。

また、クラッシックのように、おだやかな音楽を流して眠るのも、ひとつの方法です。クラッシックでなくても、自分が気に入った曲が、最も効果的でしょう。無理に、癒し効果のあると謳われる曲を選んでも、好みの曲でなければ、効果はありません。

次は、眠気を誘う飲み物をご紹介します。ハーブティーは、カフェインが入っておらず、副交感神経の働きを促して、心も身体もリラックスさせる効果があります。ハーブティーは、種類が豊富で、風邪の予防にもなるローズヒップティーや、リラックス効果の高いラベンダーがよく知られています。その他にも、カモミールは血行を良くし、鎮静作用もあるのでおすすめです。

また、牛乳にも、睡眠を促す効果があります。牛乳に多く含まれるカルシウムは、イライラを取り除き、精神を安定させる効果があります。ハチミツを入れて、ほんのり甘いミルクにしたり、きなこやゴマを入れてみたり、ひと工夫して、あなた好みの癒しドリンクを作ってみてはいかがでしょうか。

毎日の睡眠を、より快適なものにするためには、寝室の環境を整えることがとても重要です。明る過ぎたり、周りがうるさかったりすると、脳が刺激されて、うまく眠りにつくことができなくなります。また、暑過ぎたり、逆に、寒過ぎたりしても、熟睡は妨げられます。ですから、部屋の温度・湿度に注意することも、安眠のため重要な条件となります。

寝室は、1日のうちで、最も長い時間を過ごす場所です。眠るためだけの部屋ですが、リラックスできる空間を作るためには、インテリアにこだわったり、部屋の雰囲気を工夫してみてはいかがでしょうか。それだけで、快適な睡眠ができるようになるかもしれません。

夜間は、生活音が少なくなり、小さい物音でも入眠できない原因になってしまうことがあります。外の騒音が気になる場合は、サッシを二重にしたり、雨戸を閉めたり、カーテンを厚手のものに替えてみたりするなど、防音対策を心がけてください。家族で協力して、快適な空間をつくることが大事です。

また、温度や湿度を調整することも重要です。最も理想的とされる室温は、夏が25℃で、冬は15℃です。湿度は、季節を問わず、50%と言われています。エアコンなどを使って温度を調節するときの目安は、冷房なら25~28℃で、暖房なら18~22℃です。ただし、冬場は、空気が乾燥するので、ずっと暖房をつけ続けないで、換気や保湿器などで湿度を調整するようにしてください。

このように、寝室を少し工夫することで、快適に眠ることができるようになる場合もあります。寝室の環境を見直して、自分が最も落ち着く、快適な雰囲気の寝室を目指してみてください。

一人暮らしをしている若い人の中には、朝は食欲がない、朝食を摂るよりも少しでも長く寝ていたいなどといった理由から、朝食をとらないという人が多くいるようです。しかし、このような人たちは、昼食と夕食を、まとめて多く食べるので、実は、体に余計な負担をかけています。そして、そのことは、睡眠にも悪影響を与えているのです。特に問題となるのが、夕食を多めに食べるということです。

また、ダイエット中だからといって、朝食を抜く人がいますが、朝食で摂取したエネルギーは、すぐに消費されてしまいます。ですから、朝食を食べて太るということはありません。

朝食は、午前中に活動するための大事なエネルギー源です。午前中に集中力を上げて、有意義に過ごすためには、欠かせないものです。また、噛むことは、脳に刺激を与え、一日の活動開始を体全体に伝えるという役割を果たしています。また、朝食を摂ることで、体温を上昇させる効果があり、心も身体も目覚めることができます。ですから、朝食は、必ず食べるよう、心がけましょう。

人は睡眠中でも、体力を消耗しているものです。また、大脳は、睡眠中でも活動を続けています。そして、この大脳は、多くのエネルギーを必要としています。また、朝起きた状態は、10~12時間もの間、何も食べておらず、体全体が極端なエネルギー不足になっている状態です。そのような、空っぽの状態のままで、朝食抜きで一日の活動を始めてしまっては、その日一日を、充実して過ごせるわけがありません。一日のうちで、朝食が、最も大切な食事なのです。

しっかり朝食を摂り、夕食を少なめにするという食生活が身に付けば、睡眠サイクルも、規則正しくなり、ぐっすりと眠ることができるようになると思います。

ぐっすり熟睡するための食生活のポイントとしては、まず第一に、栄養のバランスに気をつけた食事を摂るようにすることです。野菜、果物、炭水化物、鶏肉や魚などのタンパク質、ビタミンやミネラルなどを、バランスよく摂取することが重要です。また、食事の量についても、気をつけなくてはなりません。朝は適量で、昼食はたっぷりと食べ、夕食は少なめにするのが原則で、これが健康的な食生活の基本です。

また、脂肪の多い食べ物は、なるべく避けるようにしましょう。特に、揚げ物は、油をたくさん摂ってしまうので、注意が必要です。体内で脂肪分を分解するためには、とても長い時間がかかります。そのため、夜遅くに揚げ物を食べると、胃の消化活動が夜中まで続くため、よく眠れなくなってしまうという弊害があるのです。同様に、刺激的な香辛料やニンニクなども、夕食では食べない方が良いということも憶えておいてください。

逆に、体に良いものは、黒っぽい色のものです。昆布、のり、ワカメ、黒ゴマなどの黒色の食材は、体の調子を整えてくれる食品です。パンでも、食パンのような真っ白なパンよりも、胚芽パンの方が栄養があります。お米も、白いお米よりも、玄米の方が、栄養素を豊富に含んでいます。

また、ぐっすり眠るためには、カルシウムをしっかり摂るということも効果があります。カルシウムには、気持ちをリラックスさせ、穏やかに眠れるようにするという作用があるのです。カルシウムを多く含む食品は、乳製品、小魚、海草などです。

日々忙しい現代人は、理想的な食生活を送ることが、なかなか難しいかもしれません。しかし、特に、不眠に悩んでいる人は、できるだけ理想的な食事を心がけ、栄養バランスを保つことが重要です。食事だけでは、なかなか栄養バランスを整えることができないという方は、サプリメントを使って、食生活では摂取できない栄養素を補うのも良いでしょう。サプリメントは、夜よりも、できるだけ朝に摂取した方が効果的だといわれています。