時差ぼけについて

睡眠障害の症状、原因、治療、チェック方法など単なる不眠と片付けがちな睡眠障害について、様々な角度から徹底解説。
2,000人以上が不眠症を克服!話題の不眠症克服法
 不眠症に関する書籍の著者でもある浜松医科大学名誉教授で精神医学博士の高田明和が学会で発表・実践し、2,000人以上の治療を行ってきた不眠症克服方法。不眠症で眠れない夜を過ごしている方へ深い眠りにつける方法を解説しています。
時差ぼけについて

「時差ぼけ」は、なぜ起こるのでしょうか。2つ以上のタイムゾーン(時間帯)を、短時間のうちに移動することで、人間の睡眠サイクルは狂ってしまいます。体内時計は、出発地点の時間のままなのに、到着した場所では、全く違う時間となっているので、脳が混乱してしまうからです。すぐには、現地時間に適応できません。この状態が「時差ぼけ」であり、これは、急性の睡眠障害のひとつなのです。

また、人間の臓器にも、独自の時計があります。そのそれぞれの体内時計が乱れると、不安定なバイオリズムとなってしまいます。そして、睡眠のペースが狂ってしまいます。そのため、食欲不振になったり、胃腸の調子が悪くなるなど、あらゆる悪影響が出てきます。

まず、現地では、夜に寝付けなくなります。ひどいときは、朝まで一睡もできないということもあります。眠れたとしても、サイクルは乱れているので、朝までグッスリと熟睡できません。そして、昼間も集中力がなくなり、効率が悪くなります。また、体の不調に悩まされることもあります。

飛行機で、タイムゾーン(時間帯)を多く横断するほど、時差ぼけの症状は、悪化していきます。また、太陽の動きとは逆の、東の方向へ飛んだとき、時差ぼけは特にひどくなり、回復するのにも時間がかかります。ちなみに、日本からオーストラリアなどは、タイムゾーンをまたがないので、時差ぼけにはなりません。

子供は、比較的うまく時差に順応できるようです。しかし、年齢が上がるにつれて、時差ぼけはひどくなります。また、日常的に運動している人や、健康で規則正しい生活を心がけている人、普段からよく眠れる人は、時差ぼけになりにくいようです。さらに、仕事などで緊張して出かける場合に比べて、観光旅行などで、楽しんで遊びに出かける方が、時差ぼけの程度が比較的軽くすむようです。

睡眠障害でお悩みの方へ 新着情報

安全性が向上してきているとはいえ睡眠薬を服用する際には、いくつかの注意したほうがよいでしょう。糖尿病や高血圧などの薬を複数服用している場合には特に注意が必要となります。糖尿病や高血圧の病気で処方される薬の中には睡眠薬と一緒に服用してしまうと、睡眠薬の分解を遅らせる作用をもつものもあるからです。このため薬の作用がつよく出てしまうことがあります。他に薬を服用している場合にはそのことを医師や薬剤師にきちんと伝えて相談したほうが良いでしょう。

また食品で気を付けなければならないものもあります。コーヒーや紅茶、緑茶、チョコレートなどのカフェインが含まれている食品の場合は注意したほうがよいでしょう。実はカフェインには覚醒作用や利尿作用があります。そのため飲む時間や量には十分に気をつけたほうがよいでしょう。また、アルコールと一緒に飲んでしまうとそれぞれの作用が効きすぎてしまう恐れがあります。ほかにも妊娠している方、妊娠している可能性のある方、そして授乳中の方は睡眠薬を飲んではいけません。

それは睡眠薬は、赤ちゃんに悪影響を与える可能性があるからです。妊娠中に睡眠薬を常用していた母親から生まれた赤ちゃんの場合は、睡眠薬の中毒をもって生まれてくる可能性もあります。最近の日本では5人に1人が睡眠障害で悩んでいるといわれています。現在いろいろな場面でストレスを感じることが多くなってきていることも背景にあげられます。職場や近所付き合い、学校などの場所で人間関係などがストレスが原因となり、睡眠障害になってしまう人が増えてきています。これらのストレスを改善するのが大切となりますが、睡眠障害の薬をうまく利用しながら改善していったほうが良いでしょう。