昼寝の役割

睡眠障害の症状、原因、治療、チェック方法など単なる不眠と片付けがちな睡眠障害について、様々な角度から徹底解説。
2,000人以上が不眠症を克服!話題の不眠症克服法
 不眠症に関する書籍の著者でもある浜松医科大学名誉教授で精神医学博士の高田明和が学会で発表・実践し、2,000人以上の治療を行ってきた不眠症克服方法。不眠症で眠れない夜を過ごしている方へ深い眠りにつける方法を解説しています。
昼寝の役割

適度な昼寝は、疲労の回復につながります。また、ストレスの解消にも、大きな効果があると言われています。スペインなど昼寝の習慣がある国の人たちは、日本人やアメリカ人のように、昼寝の習慣をもたない国の人に比べると、おおらかで、ストレスが非常に少なく、心身ともに健康な生活をしていると言えるようです。

猫や犬などの動物は、毎日、とてもよく眠る習慣があります。食事をした後などは、特に、横たわって眠っていることが多いです。これと同じように、人間の遺伝子も、昼寝をするように本来できているものなのです。

昼寝をするなら、最も良い長さは、15~20分程度です。30分以上だと、熟睡に入ってしまい、スッキリと起きることができなくなります。そうなると、無理に起こされたことで、とても不愉快な気持ちになり、寝不足のような感覚になってしまいます。

熟睡しないためには、昼寝をする前に、コーヒーや紅茶など、カフェインを含む飲み物を飲むと良いとされています。昼寝をする前に、カフェインを取ることで、起きる頃には効いてきて、スッキリと目覚めることができます。理想的なのは、コーヒーなどを飲んで、10分ほどリラックスして、それから15~20分程度の昼寝をすることです。また、昼寝は、午後3時までにしないと、夜に眠くならなくなってしまうことがあります。

昼寝を上手に活用することで、仕事の効率がよくなったり、血圧も安定するので、あらゆる場面で、作業の質が高まるでしょう。昼寝をとれる人は、できるだけ毎日、習慣的にとるようにしましょう。昼寝をする日もあれば、しない日もあるのでは、大事な夜の睡眠サイクルまで乱れてしまう可能性もあります。また、昼寝が習慣的になっている人は、そうでない人と比較すると、アルツハイマー病が発症しにくいという調査結果も報告されています。

次の記事 >> 妊娠と眠気
睡眠障害でお悩みの方へ 新着情報

安全性が向上してきているとはいえ睡眠薬を服用する際には、いくつかの注意したほうがよいでしょう。糖尿病や高血圧などの薬を複数服用している場合には特に注意が必要となります。糖尿病や高血圧の病気で処方される薬の中には睡眠薬と一緒に服用してしまうと、睡眠薬の分解を遅らせる作用をもつものもあるからです。このため薬の作用がつよく出てしまうことがあります。他に薬を服用している場合にはそのことを医師や薬剤師にきちんと伝えて相談したほうが良いでしょう。

また食品で気を付けなければならないものもあります。コーヒーや紅茶、緑茶、チョコレートなどのカフェインが含まれている食品の場合は注意したほうがよいでしょう。実はカフェインには覚醒作用や利尿作用があります。そのため飲む時間や量には十分に気をつけたほうがよいでしょう。また、アルコールと一緒に飲んでしまうとそれぞれの作用が効きすぎてしまう恐れがあります。ほかにも妊娠している方、妊娠している可能性のある方、そして授乳中の方は睡眠薬を飲んではいけません。

それは睡眠薬は、赤ちゃんに悪影響を与える可能性があるからです。妊娠中に睡眠薬を常用していた母親から生まれた赤ちゃんの場合は、睡眠薬の中毒をもって生まれてくる可能性もあります。最近の日本では5人に1人が睡眠障害で悩んでいるといわれています。現在いろいろな場面でストレスを感じることが多くなってきていることも背景にあげられます。職場や近所付き合い、学校などの場所で人間関係などがストレスが原因となり、睡眠障害になってしまう人が増えてきています。これらのストレスを改善するのが大切となりますが、睡眠障害の薬をうまく利用しながら改善していったほうが良いでしょう。